貧弱なリスニング能力。英語は言語であるという事実を認識すべき。2018年センター試験リスニング 平均点22,67点の現実
カテゴリー:センター英語
皆さんこんばんは。高上代表佐藤一行です。二次試験に対して、準備は順調でしょうか? 日本の私立の最高峰。
早慶の闘いももうすぐ始まります。
(独立行政法人 大学入試センターHPより)
目次
リスニングは簡単にすべきではない。
「むしろもっと難しくしてもよい。」
これが私の率直な意見です。
センター試験のリスニングを難しいと言
今回の難しいと言われているリスニング試験だって、もしTOEICのリスニングに比べた場合格段に簡単です。向こうはもっと表現豊かで、放送もたったの一度しか流されませんからね。
例えば、外国人と話す時に全ての表現を2回も繰り返し言ってくれる
こちら聞き返さない限りそのようなことはないですし、全ての表現に対して聞き返しているようでは正直お話にならないの
実際の英語では顔が見える。
私は常日頃顔の見える英語学習法を提示してきました。
この前もフル
こ
その点センター試験のリスニングは音だけしか聞けないので 解きにくいのかもしれません。
そういうことも加味してか2回も流れているのです。
英語が言語である以上、リスニングは英語の根幹をなしている。
リスニングができなければ英語の大幅な高上は図れません。
私の経験
そもそもリスニングを通して音声的な蓄積が頭の中にないので、単語
言語を話すとは、最低限単語の音を覚えているということ。それがつながって会話表現となっていくのです。
例えば、
「最近道路がつるつる滑る。」
とか
「このバナナ腐ってるよ」
とか
「このお笑い芸人すごく面白い。」
など、日常会話では言いそうな表現その
その構築がな
昔はみな言葉を話せなかった。
誰しもみんな最初は赤ん坊のとき一語一語単語の音を覚えて、物の名前を覚えて来たのです。
「ママ」とか「あーさん」
とか
「ハイ」
「イヤ」
といった簡単な言葉から始まり、ある時を境(大体2歳~3歳くらい)に急激に語彙数を増やし、小学校も低学年になる6歳となるとまだ変な日本語は多いですが、大分文章を話せるようになっているのです。
「学生くらいの年齢、20代も目前と、年を取ったあとは、もうそんな能力は衰えているから、英語を品詞分解し理解する」
などというのは、私に言わせれば逃げ以外の何物でもありません。永遠に英語を話せるようになどならないでしょう。
この2点から、日本におけるリスニング試験というのはもっと改良されてしかるべきだと私は思っています。
50点から200点にあげる。
リスニングが昔よりは重要視されるようになったにもかかわらず、受験生の能力は
最大の理由として配点が
やはり今でもセンター試験と言われるとリスニ
そのような状況を打破するためにはセンター試験のリスニングの配
総括
穴だらけのリスニング試験。顔も見えないリスニング試験。それでも、実施しないよりは実施した方がいいのは言うまでもありません。
直接的に英語を話せる者を増やすことにはつながらないでしょうが、英語に興味を持たせたり、才能の有無を自覚させるのには役立つでしょう。
リスニングの問題をもっと増やして、もっとリスニング力を高上させる。
センター試験協会は、次の新たな試験に向けて、きちんとこの課題と正対してもらいたいものです。