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公開日:2020年10月21日

はじめに

世界史にあこがれて取ってみる。結構なことだ。ただ、勉強してみて気づくだろう。社会科の中で決して簡単な科目とはいえない。教科書を隅々まできちんと理解できていれば、東大を受けるのであっても何の問題もないのだが、私のように世界史の教科書を読んでいるとどんどん楽しくなっていたような学生は少数派で、多くの学生にとって世界史の教科書は無味乾燥で退屈な物だろう。

 

ならば共通テストで別の科目にすればいいと思われるかもしれないが、それはそれでもったいない。世界史は、深く学べば学ぶほど、現代の社会にもつながる実に実用的な科目なのだから。

 

というわけで今回は、高上講師である私、『通りすがりの歴史オタク』が、世界史の効率的な学習法を参考書名とともに提案したい。

 

 教科書オンリー勉強法の意外な落とし穴

実を言うと、二次試験ではなく共通テストの世界史で高得点を取りたい、ということであれば、常日頃から世界史の教科書を精読している必要はない。

教科書(私が持っているボロボロの『詳説 世界史B(山川出版社)』を例にとる)は構成上、ある一定の地域での出来事について一定の時代まで一気に学習したあと、突如として時代が平気で何千年も遡って別の地域に移る。たとえば、p16〜p27上段で紀元前3000年代〜紀元200年代のオリエント世界(メソポタミア+エジプトを指す古い呼び名)について扱ったかと思えば、いきなりそのすぐ下のp27下段〜p40上段で紀元前2000年代〜紀元前30年(俗にいう“ヘレニズム時代”の末期まで)のギリシア世界を扱っていたりする。

こうなるともうお手上げだ。多くの学生が同時代史を苦手としているゆえんは、この教科書の構成にあるといっても過言ではない。無理もない話である。

そして、普段から教科書のみを使って世界史の勉強に勤しむということは、とどのつまりこうしたとんでもない時代の激動になんとかしてついていきながら、無限に終わらないような気がする語句の羅列を丸呑みにしようとする、ということである。

実に根性のいる話だ。私のような歴史オタクならいざ知らず、共通テストで高得点を取りたいばかりにいやいや世界史の勉強をしているだけの学生は、何も好きこのんでこんな苦行に取り組む必要はない。時間ばかりかかるし、大体挫折する。労多くして益少なしとはまさにこのことだ。

 

『歴史オタク』が紹介する3段階勉強法

さて、ではどのように勉強するのが効率的かというと、それは諸君の世界史の現在の習熟度に応じて変化する。3段階の習熟度に応じた勉強法を提案したい。その3つの勉強法とは、

 

① ひたすら一問一答形式の問題集を解き、とにかく語句の内容(たとえば人物名なら、その人物がいつどこでどのように何をなんのためにしたか、戦争名ならそれはいつどこでなぜどことどこの間で起こったか、など)を頭に叩きこむ。

 

② 語句の内容が頭に入ったところで、その知識と別の知識とを関連づける。これを“知識の紐づけ”と呼ぶ。たとえば『ビザンツ帝国』という語句に対して、『1453年に首都コンスタンティノープルがオスマン帝国のメフメト2世によって陥落させられる』『ヴェネツィア商人に利用された第4回十字軍に占領され、ラテン帝国を成立させられる』などといった説明が考えられるが、“第4回十字軍”というフレーズから派生して『第1回十字軍ではエルサレム王国が成立したが、第3回十字軍においてアイユーブ朝のスルタン・サラディンにエルサレムを奪還される』というような知識を思い浮かべるほどに習熟する。

 

③ この段階でようやく教科書の精読に入る。ここで教科書を読む動機としては、出来事の流れをつかむこと、そして時代ごとの大まかな趨勢をつかむこと(たとえば、中世ヨーロッパにおいては国家権力が弱く教会こそが普遍的権威を持っていた、など)があげられる。①、②の段階で既に、大半の語句の内容は頭に入っているわけだから、教科書を読む際には出来事の流れだけを意識して拾っていけばよい。

 

というものである。

 

順番としては①→②→③である。この順番を遵守すること。面倒がっていずれかのステップをすっ飛ばして次へ進もうとすると地獄を見る。たとえば一問一答もおぼつかない状態で教科書の精読段階に入ろうとすると、まさに苦行を強いられる。個々の語句の内容も頭に入っていないのに、全体的な出来事の流れを把握しようなどと片腹痛い。そもそも個々の事象が分かって初めて全体像が明確につかめてくるのである。個々の事象を覚えることをおろそかにした状態で見えてくる全体像なぞ実像とは程遠いことは言うまでもない。

 

『歴史オタク』が勧める参考書

それぞれの段階の学習を進めるにあたって、非常に役に立つ参考書をここに紹介しておく。

 

①段階:山川 一問一答世界史

 『世界史用語集(山川出版社)』準拠で、『詳説 世界史B(山川出版社)』に掲載されている用語を一問一答形式で答えていく問題集である。「一問一答」シリーズは数多くあれど、やはり教科書準拠の問題集だと安心感が格別である。ついでに言うとページの手触りも好ましい(個人的意見)。

   :1分間世界史1200

わずか20分間で、世界史の教科書の中でも最も重要である1200の単語を総ざらいできる!時間のない受験生にオススメの一品。『山川 一問一答世界史』に慣れたらこちらに移るのがオススメ。

  

②段階:山川 一問一答世界史&1分間世界史1200

 ①段階でおすすめした参考書と同じである。それというのも、②段階で目標とする“知識の紐づけ”に必要なのは、ひとつひとつの語句に対する正確な知識に他ならない。②段階では、それ自体では孤立したひとつひとつの知識を結びつけることが求められる。それは、意識せずとも一問一答形式の問題集を繰り返し解いていれば自ずと身につくものである。私こと『通りすがりの歴史オタク』も、別段意識せずとも一問一答形式の問題集を再三解いているうちにいつの間にか“知識の紐づけ”がされていた。

 

③段階:(新課程)新世界史改訂版ノート(上下巻・山川出版社)

 見開きページの左側に教科書の記述内容に沿った知識整理欄を、右側に関連する発展問題を配置してある。③段階の肝は教科書の精読だが、教科書の理解を助けてくれる心強い味方となってくれるだろう。

:荒巻の新世界史の見取り図(上中下巻・東進ブックス)

歴史の面白さに目覚めた人、テストで点を取るためではなく歴史を学びたいという意欲を持つ人必見の参考書。講義形式で歴史の解説がつづられている。③段階の目的である、全体の流れをとらえる過程の学習にピッタリ。

 

これらの参考書がおすすめである。

 

補助教材として、①〜③いずれの段階の学習にも役立つサイトを紹介しておく。

『高校 世界史 映像授業 Try IT(トライイット)』:Youtubeで、タダで見放題。地域・年代ごとに細かく分かれた丁寧な解説が見どころ。自分で内容を整理するのにも限界がある。教科書や参考書の内容が整理しきれなくなったら頼るべし。

 

以上で、世界史の効率的な勉強法とそれに必要な参考書の提案は終了である。

 

さいごに 〜栄冠めざして邁進するのみ!〜

ユークリッド(生没年紀元前300年ごろ。ヘレニズム時代初期、アレクサンドリアで活躍した幾何学者)いわく、学問に王道なし。なんの苦労もなく栄光をつかみ取ることはできないのだ。拙文を最後まで読んでくれた学生諸君も、是非ともここで紹介した勉強法を実践し、第一志望の大学合格という栄光をつかみ取ってほしい。

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