浪人生はあと二か月で決まる。河合塾、第一回全統マーク模試の返却を終えて。
カテゴリー:大学受験
皆さんこんばんは。
佐藤一行です。いかがお過ごしでしょうか?本日は浪人生に絞った話をいたします。少し怖い現実ですが事実なので受け止めてください。
目次
第一回全統マーク模試が返却された。
第一回全統マークも返却され、これから受験も夏の天王山へと向かっていきます。
6月は模試がほとんどない月として知られていますが、浪人生は今回の第1回全統マークでできているのが当たり前と考え、もしできていない場合には第2回の全統マークまでに猛勉強をしなければならないのです。
全統マークとは全国で最も多くの受験生が受ける模試であり、もっと言えば資格試験を含めてもこれよりも多くの受験生がいるのは、英検や TOEIC などを含めてもないと言われています。
大体1回の全統マークを全国で三十万人程が受験し、全体において受験生が50万人弱であることを考えると、半分以上が受験しているということが見込まれます。
全統マーク模試の印象
全統マークはとにかく一言で言うと基礎的な問題しか出ないという印象があります。
河合塾が一年間掛け作成し、受験生目線の問題が出されています。
未だに取れない浪人生は、猛反省すべし。
その模試の第一回において、現役生と浪人生が最も実力が離れているにも関わらず、まだ判定が振るわないのであれば、それは浪人生活もかなり不吉なものになると言えるでしょう。
なぜならば、それは、今までそれなりに勉強してきたはずなのに、いまだに基礎がぐらついている ことに他ならないからです。
受験の経験もほとんどなんら活かされていないことになります。
私はこの業界に長いですが何回も E 判定を連発する浪人生、特に次回、第2回全統マークで思い切り失敗している浪人生の場合には、第一志望に入った例など一つも知りません。
模試の当日熱が出たとか体調が悪かったか言っているようでも話になりません。
それと同じことを本番でも言うつもりなのでしょうか。
本当に熱が出ていたのだとしてもそういう人たちは失敗したときの言い訳を作るためにあえて 熱が出やすいような状況を作っているものなのです。
なぜ浪人したのか?
それなりに思うことがあって浪人という決断を下したのでしょうからそうやすやすと 第一志望も諦めるべきではありません
高望みしていても、そうでないとしても、今回の第1回全統マークで E 判定だった浪人生は 今この2ヶ月が勝負だと思って猛勉強しましょう。

どう勉強すべきか?
プロの授業ばかりを聞いて安心していてはいけません。
自分で問題に一人で向かい、時間を計り鉛筆を動かしてきちんと答えを出しましょう。
浪人生は勉強する事など当たり前。
結局は自分でやっていることは全て自分に返ってくるのですから。
ここで私が指導している科目である英語と数学について具体的なアドバイスを述べておきます。
受験英語のアドバイス
英語において今回の模試で150点を切ってしまった生徒はターゲットの1400を徹底的に使い込むことをお勧めします。
音声を何回も聞き、さらには 何度も音読することによって定着させていくのです。
ターゲット1400には問題集まで売っていますから、それを活用しても良いです。
あとは過去問を時間を計測した状態で解きましょう。あんなものだらだら解いてもどうしようもないです。大学入学共通テストも近くなり、もうすぐお別れとなるセンター試験に惜別の感情を込めるのも良いかもしれませんね。
受験数学のアドバイス
予備校に通っているのならば、数学では、今日は数列、次はベクトルなど段階的な学習がなされていると思います。
そこの予習復習はもちろんのことですが、私としてはどんどんセンター形式の演習を開始していくことをお勧めいたします。
現在60点ほどであるのであれば一回の練習で75分ほどかけてでもとにかく粘って自力で解くということを徹底的に訓練していくべきです。
わからなかった箇所はもちろんきちんと解説を読み、自分で手を動かして確認して行くべきです。
それでも分からないところは、高校時代の教科書を引っ張り出してきちんと自分で例題を解き、どのような 考え方でその解法を使っているのかにこだわって練習してみましょう。
そして一週間後 もう一度同じ 形式の演習をして 解法を自力で再現できるのかを確かめるのです。
自学計算が物を言う。
結局は自力で計算していくからこそ力はつくのであって、特効薬などないことを肝に銘じておきましょう。
例えば傍用問題集の4stepであってもきちんと正しく勉強すればかなり力が付きます。(ただし、もし最後まで別冊回答がもらえなかったのであれば使用は勧めませんが、あまりそういうことはないと思われます。)
そしてこれもよく言われることですが受験数学において解き方だけを覚えていても 力はつきません。
なぜその解き方を 使用しているのか きちんと自分の中で考えて進めていくべきです。
だからこそ自分は 重要問題集を3周したから大丈夫などと言った話ではありません。
意味も分からず3周したところで全く応用は効かないからです。
数学では特に、単なる繰り返し、反復を目的とした学習は役に立たないのです。
裏を返すと、たとえ全ての問題が終わらなかったとしても、一つ一つの問題を大事にきちんと考えて自力で演習していたのであれば、得るものはある、と言えるのが受験数学の特徴と言えるでしょう。
最後に
センターがまだ先の話などと侮ってはいけません、結局先に来るのはセンターなのです。浪人生は第二回全統マークででとれてこそ。
自分が浪人した意味を自問し、それまで本気で勉強しましょう。
この記事のキーワード
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